チョコレートの名店でカレー。

厳密に言うと、大切な友人を介して、

とある人生の大先輩であり、業界の大先輩にお会いしてきました。

いつも優しく話を受け止めてくださるその人と友人は、

私にとって大切な存在であり、今の自分に必要なことを教えてくれます。

「何事も明らかにすべきことを明らかにして、始める。」

「結局、人のために生きることができるか、否か。」

食事しながらの会話で出てきた言葉に、

稽古場で野口さんから言われることとの共通点が多すぎて、

ああ、私に足りないことが、ここに詰まっているんだ・・・と

思わずにはいられませんでした。

「チョコレートケーキの名店ですが、カレーが美味しんですよ。」

なんとまろやかな品のあるカレーなんだろう。

複雑な味わいで、辛味も深みもあるのに、これみよがしに主張しない。

すべてが融合して一つのカレーを作り上げている。

…まるで舞台ではないか。

素材という役者が、それぞれを引き立てあって、

一つの作品を作り上げている。

チョコレートケーキもとても美味しかった。

鹿児島では、バレンタイン商戦の時期にデパートに期間限定でお目見えする

あのチョコレートケーキ。

安定の味わい、一口頬張れば、幸せが広がり心を満たしてくれる。

まるで、その声を聞いた瞬間、心が癒されるように。

彼女の存在は、私にとって永遠の憧れであり、同志。

鹿児島時代の自慢の同期。

局は違うけど、ずーっと共に駆け抜けてきたミポリンは、

今日も素敵だった！

【走り続ける岡本家。「絶品カレーと舞台と同期」より】