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厳しくあることの難しさ。

いつもありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。

43年前の今日、私は父と母に命を与えて頂きました。
長女として生まれた私は、今振り返っても、とてつもなく厳しく育てられた気がします。
私が新たな命を、この体に授かるまでは、
『なんでこんなにうちだけ厳しいのだろう?』と思ってばかりでした。

長女を産み、育てるようになり、生まれて初めて、厳しくある事の難しさを知りました。
どんなことがあってもブレずに、筋を通す事の大切さを知りました。
厳しさは、父なりの優しさだったんだ
ということを、私はようやく知ることができました。この気持ちは、子供たちが私たちに教えてくれたことです。子供たちに嫌われてもいい、
この子達が大きくなって社会に出たときにしっかりと自分の足で歩んで行けるように、
そのために、全身全霊でそのメッセージを伝えてくれたんですね。不思議なことに、あんなに我が子には自分が抱いた感情を持たせることないようにしよう、心に決めていたのに、今の私は、きっと当時の父と母が抱いていたのと全く同じ気持ちで、子供達に向きあっています。

熱く、ブレずに、そして、粘り強く。

幸い子供達は、「母上の厳しく叱ってくれるところが好き」と言ってくれます。
そんな言葉を、言ってくれる子供達、なんとも親孝行です。(笑)

今年初め、20年ぶりに小学校の頃の同窓会に行ったとき、
『厳しいお父ちゃんは、元気にしてるかー?!』と、多くの友人達に言われました。それほどまでに、父の厳しさは有名でした。がしかし、今この年になり、その厳しい父は誇りです。
今だからこそ、言えること。
その厳しさも含め、両親のおかげで、今の私があります。
心からの感謝を込めて。父から届いたお祝いの便りに胸が熱くなり、気持ち新たに前進を心に決めた私です。これまで産み育ててくれてありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます!よーし!親孝行、するぞーーーーーー!
安代へ
43回目の誕生日、おめでとう。
42才は、暗中模索の中、明かりを見つける一年でしたね。
ようやく見つけた希望の灯、大事に育てて下さい。
育ち始めた灯りは、直向きに続けることで大きく光り輝き、これからの道を燈してくれます。
焦らず、着実に、一歩一歩、進んで下さい。
所詮、人間はそもそも欲望の塊です。その欲が、時に姿を変え、焦り、嫉妬を生み出します。
それは、歳を重ねても消え去るものではありません。
欲とどのように向き合うかで、人としての器量が決まるものです。
誕生日のはなむけに野村監督の言葉を送ります。
”三流の人間は、金を残す。二流の人間は、名をのこす。一流の人間は、人を残す。”
これからの素晴らしい未来に、乾杯!

父より

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