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▶︎母と娘。

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー、岡本安代です。
ちょうど6年前、長女が小学校卒業にあたり、書き綴った想いがありました。
改めてここに書き留めておきたい、と強く思いました。

そして、娘が二十歳の自分へ宛てた手紙。長女が18歳を迎えた今、一体何を思うのか。
お付き合い頂けますと幸いです。

早いもので3月も最後の週末。
温かい日が続いたかと思ったら、途端に寒さが戻って来たりと

まさに三寒四温が繰り返される日々。

気温の変化が激しくなればなるほど、いつも以上に、家族の健康管理には余念がなくなるのも、主婦、母の性でしょうか。

岡本家7人家族、いわば常に小規模な団体生活。
1人が体調を崩せば、全ての引き金になりかねませんから・・・(笑)

皆様も、体調など崩されないよう、くれぐれもお気をつけ下さい。

さて、我が家には娘が2人おります。
2人のうち1人、長女が小学校の卒業式を迎えました。

岡本家に最初に授かった彼女は、12年前、私たち夫婦を初めて親にしてくれました。

泣き止まぬ夜。胸に抱いた赤ちゃんを必死に揺さぶりながら声をかけ続けた日々。

デパートで迷子になった日。
「どうか神様、私の命と引き換えに、あの子の無事をお守りください。」
と母の私は生きた心地がしなかったあの日。

弟が誕生し、妹にも恵まれ、いつの間にか母に代わり
赤ちゃんをあやすのが得意になり、次第に姉としての凛とした横顔を眺めるのが、
母の喜びでもあり、誇りでもありました。

そんな彼女が、ついに小学生を卒業する日を迎えました。

入学時、大きすぎたランドセルは、
いつの間にか背中にちょこんと乗るだけのサイズになり、
低学年をリードする立場になりました。

いろんな人が共に学び、育ち合う、それが小学校。
6年間で彼女が得た物は計り知れません。
嬉しいことも悲しいことも含め、いろんな経験をさせてもらいました。
そしてその全てを家族で共有してきました。親としても成長させてもらいました。

娘が悩み苦しんでいるとき、私は親としてどんな言葉をかけてあげるべきなのか、
どのような立ち位置を心がけねばならぬのか、心底悩みました。

その全ては、親として、試されていたのかもしれません。

自らを振り返ってみても、母親の言葉の持つ威力は絶大なもの。
一方でその言葉の持つ力は、子供1人1人まったく違ったものになること。
答えは、その子の表情の中にあるような気がします。

母の言葉で、我が子の顔の曇りがパッと晴れた瞬間、
母の心も澄み渡る、そんな日々を繰り返してきました。

「どんなことがあっても家族はあなたの味方であること。」
「決して諦めぬ事」
「人の悪口は言わぬ事」
「人との約束は守る事」
「幸せも不幸せも自分の心が決める事」
「人に支られて自分がいることを自覚し、常に感謝することを忘れないこと」
「困っている人がいたら、自分に出来る事はないかを考える事」
「何があってもそれは自分が試されているんだと信じる事」
「人生、一度きり、後悔しないように進む事」等々

何度も娘と語り合ってきたことがこれまでにたくさんあります。
初めての子育て手探りの日々。親も必死でした。

卒業式を前に彼女が書いた
「二十歳の自分へのメッセージ」

母も知らなかった彼女の気持ちが詰まっていました。

彼女は言いました。

「自分がずっと忘れたくない言葉を書いたんだ。そして、自分の子供にも伝えていきたいから」

長女が生まれた瞬間から、私の母としての人生が始まりました。
子供達が私を親にしてくれました。

「辛い」は「幸せ」の前哨戦。
「継続」は「かけ算」となり財産となる。
「笑顔」でいることから、全てが始まる。
当たり前の日常こそ「有難い」こと。
生きている、それだけで100点満点。

子育てはまだまだこれから。

我が子の二十歳へのメッセージは、もしかしたら親になった私への
初心を忘れないための神様からのメッセージなのかもしれません。

これまで無事に育ってくれたこと、
この日を無事に迎えられたこと、
そして、これまで支えてくれた人達に心から感謝するとともに、さらなる未来に向けて
子供達とともに走り続けていきたいと思います。

笑顔で。そして、後悔のないように。

ママウンサー岡本安代でした。
最後までご精読ありがとうございました。

【2014年3月 日本ガス・ウェブエッセイ寄稿】

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