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【鶏むね肉チャレンジ】父のとり天+α弁当!

いつもご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。

走り続ける岡本家。の台所番長として、食卓や台所での何気ない日常を綴っています。

家族みんなでお弁当を作り合おう「岡本家弁当番長シリーズ」
今ある日常こそ宝物。お付き合い頂けますと幸いです。

泣いても笑っても金曜日。

6月19日、金曜日。
ついに金曜日がやってきた。
金曜日の弁当番長・村長降臨。

実は、長女カンちゃんの出発が延期になって以来、
週1弁当番のポストから、村長が外れていた。

兄弟たちは、姉のお弁当が食べたいというのに加え、
村長も料理はあまり得意でないというお互いの思惑が一致。

子供たちも喜び、村長自身にとっても喜ばしい、
互いにとって明るいご無沙汰だった。

もしかしたら、村長は、このままフェードアウトも悪くないぞと思っていたかもしれない。

が、しかし、いろんなところで声をかけて頂くらしい。

『おべんとう作り、頑張ってくださいね!』

そう言われ続け、村長は、いても立ってもいられなくなった。

__お、お、俺、みんなに頑張ってるって言ってもらってるのに。。。。
まずい。。。最近、弁当作ってねぇ・・・。

早速、テーマ食材・鶏むね肉を始め、今回お世話になるであろう食材達と対峙。

村長の鶏むね肉チャレンジが始まった。

今回は3品作るぞ!

用意した食材は、鶏胸肉、しめじ二種、そして卵。

「よーし!鶏むね肉のメインに加えて、今回は、卵焼き、きのこのバターソテーも作るぞ!」

村長は、意気込んでいた。
目に見えぬ各所からの声援も感じていたのかもしれない。
(いつも声をかけて頂き、ありがとうございます。)
今回の村長は違っていた。腰の入れ方も違う。
包丁捌きも、これまでと一線を画していた。
見事な鶏ムネ肉スライス。
___ねえ、何作る?

「いや、メニューは決まってるんだよね。もう鶏ムネ肉って時点で。」

___え?そうなの?

「仕事で電話することがあってさ、熊本の放送局の人なんだけど、言われたんだよねー。」

___え?何を?
「天ぷら、作るんですか?楽しみにしてます!って。」
・・・・( ̄▽ ̄;)あ、そう・・・。
「ママ、この前さ、ママの言う通りに作ったらさ、超好評だったからさ!またご指導頼みます!
!!」
・・・・( ̄▽ ̄;)お、おう・・・。
実は、村長はこれまで、料理は我流こそダンディズム!!自己完結こそ最大の美学!という、
謎の情熱を持つ、昭和の男。前回のニラチャレンジにて、妻が僭越ながらご指南させて頂いたところ、子供達から大好評をかっさらった、というプチ成功体験を得て、
今回は、最初から、妻の指導を仰ぎたいという、前代未聞の流れ。
今回、台所番長として伴走させて頂く、初めての天ぷらとなった。

事件は現場で起こってるんだ!

素材に粉をまぶし、天ぷら液に潜らせて。
ジュワーーーーーーっ!
もし、履歴書で、「これまでに作った料理」欄があるならば、
おそらく9割が、素材は違えど、天ぷら表記で埋め尽くされているはず。それほど、村長は天ぷらに、慣れていた。
手際良く、とり天を仕上げていく。
しばらく無言が続いた。鶏肉をひたすら揚げていた。
「うーん・・・どうすっかなぁ・・・よし!
何やら呟いている。
気がついたら、また別の音域で、揚げ物の音がする。
ジュワーーーーーーっ!
ふと見ると、妻が知らぬうちに、しめじが天ぷらにされていた。
__え?キノコのバターソテーは?!
「やめた!」

__え?やめたの?!

 

天ぷら液がさ、たくさん余ったから、もうしめじも揚げちゃった!」
___そうかー。せっかくだったけどねー。
「それにしても、色が茶色だな。」
___これから卵焼きも入るんでしょう?大丈夫よ!!
「いや〜、卵焼きはやめとくわ。」
____え?卵焼きもやめんの?!
妻は我が耳を疑った・・・。

想定外⁉︎村長の鶏むね肉チャレンジ弁当!

キノコソテーと卵焼きと、とり天。
最初の計画は、確かそうだったと思う。
しかし、予定は未定。あっさりと覆る。その切り替えの早さは、村長の真骨頂でもある。
↓仕上がった天ぷらに、塩を振る村長氏。
「卵焼きも作って入れようって思ったんだけどさ。」

___うん!いいね!入れようよ!

「気付いたんだよね」

___え?どういうこと?

「作ったとしても・・・

入んねーわ。(キッパリ)」

・・・え( ̄▽ ̄;)
(そりゃ、お前さんの入れ方の問題だろーよ)
溢れんばかりの天ぷら狂想曲。
期待以上も以下もない、安定の村長の天ぷらイズム。
村長の鶏むね肉チャレンジとり天とキノコ天弁当!
ドーーーーン!
天ぷらエンペラー、降臨。
きっと、思うところは多々あると思うけれど、
これまでで1番、子供達からの評判が良かったということを、ここに記しておこうと思う。

「母上、パパになんかアドバイスしたんですか?これまでと違ったから。」

___いや、すこーしね。ほんのすこーし。

「やっぱり、、ねー。」
蜜を避けつつ、ソーシャルディスタンス。
いい距離感で、サポートすること、大切ですね、互いに伸びしろ。
作ることに意義がある。耳を傾けてくれたことに意味がある。
弁当番長に感謝。声をかけてくださる皆様に感謝。
どうかこれからも温かく見守って頂ければ、幸いです。
天ぷらを愛し、天ぷらに愛された男。村長47歳。
全ての食材に感謝。
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