サイトアイコン 5人の子育てママウンサー Official Website

我が家の旅のスタイル。

早くみんなが自由に行き来できるような日々が
また戻ってきますように・・・。
家族みんなで旅行に出かけることは、あとどれくらい叶うだろうか。

*これは今から7年前の春の思い出です。

我が家の旅のスタイル

新しい環境でドキドキしていた4月ももう終わり、
いよいよゴールデンウィークがやってきます。
毎年この時期になると、どのように過ごそうかとワクワクが止まりません。
といっても、今この時期になって、
やっと大型連休が楽しみに感じるようになりました。

妊娠、出産、授乳を繰り返している間は、
お休みを楽しむ余裕が私自身になかったですから。
計画や予定が全うできるのも
5番目の末っ子が3歳になった去年くらいでしょうか。
抱っこもおんぶも卒業し、自分の足で駆け出す今は、
親の方が必死で子供達の後を追いかけています。

これからますます子供達の方が、活発で機敏になっていくんでしょうね。
この末っ子が自分の意志で歩を進めるようになった頃、
長女は小学校高学年となり、このタイミングで我が家の旅のスタイルが変わってきました。

きょうは「我が家の旅のスタイル」についてお話したいと思います。
どのご家庭もそうだと思いますが、家族揃って、どこかへ出かける、
ただそれだけで、気持ちが高ぶり、当日を迎えるまでドキドキが止まらないものです。

もちろん親は天気の心配や、体調の心配などドキドキの種類も様々ですが。

家族全員が旅というひとつの目的に向かって同じ方向を向いているという実感が
旅を待つ母の密かな楽しみでもあります。
我が家では、旅に行く時もそうですが、行くまでをも、徹底的に楽しもうと
一人一役を決めるスタイルを始めました。

きっかけは、夫の「せっかくの旅行だ。テーマを持とう。
子供達に全部任せてみないか。」の一言。

たとえば、旅の細かいスケジュール設定は長女、
旅の観光スポットリサーチは長男、
旅先にまつわる本を借りてくるのが次女、
旅先でのグルメ担当が次男。そして全てを応援?するのが三男といった具合に。

この一人一役スタイルは、思った以上に子供達の自意識を刺激しました。
その真剣な取り組みに夫も私も驚きの連続でした。

母は長女のスケジュールをもとに宿の手配と予算管理のみ。
父は全てを実行にうつす統括責任者。子供達が決めた事を親がカタチにしていくのです。

いわゆる地域のあいご会に属する子ども会の運営方法を、
岡本家というイチ個人の家庭に取り入れたスタイル。
子供達も子供達なりに、旅は旅でも、遊びは遊びでも自分が与えられた役割を全うしようと
責任を持つらしいということに気付かされました。

「この距離とこの距離、どちらも一緒だけどどっちに先に行きたい?」
「ケーブルカーは15時が最終だって!
このスケジュールだと時間的に無理だ・・・」

「見て!本借りて来た!あ!ここ行ってみたい!
お姉ちゃん、ここにも行ける?」

兄弟5人が一丸となって旅を楽しむために奔走し、地図を見たり、図鑑を見たりして
暇さえあれば兄弟会議を開くのです。
旅先でもスケジュール管理の責任者長女の指示通りに動く夫と私。
旅のスポットで立ち止まるたびに予習した事柄を発表する子供達。
想像と現実のギャップに驚く旅先での新たな衝撃。
その場その場で記録し、整理をして、
次回に活かそうと長男長女が話し合う姿は、家族旅行でありながら、修学旅行さながら。

旅で大きく成長する我が子を感じるのが、旅の醍醐味だと感じるようになりました。
たかが一人一役。されど一人一役。
子供に任せきれない自分を封印して、子供に任せる勇気を持つ。
夫にきっかけをもらった岡本家の旅のスタイルですが、
母親である私にとっても大きく成長させてもらった気がします。

いよいよ大型連休。ゴールデンウィークがやってきます。
親の練ったスケジュールに基づいて子供を連れて行くという旅も楽しいですが、
子供の練ったスケジュールに基づいて子供について行くという旅も
なかなか楽しいものですよ!

お子さんの意外な一面も見られるかもしれません♪
我が家がそうであったように・・・。素敵な休日をお過ごし下さい。
家族みんなで揃って過ごすことができるのも今のこの時期だけ。
我が家も精一杯楽しみたいと思います。

ご訪問、ご精読ありがとうございました。

今を走り続けるママウンサー
岡本安代でした。

【2014年5月12日 ウェブひだまり「我が家の旅スタイル」より】

モバイルバージョンを終了