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弟からの「愛の唐揚げ」物語

いつもご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。
これは、4年前のこと。
長男タイ兄が中学1年生となった春のこと。
当時小学3年生と1年生の弟たちの物語ですl。

子供の成長は日進月歩。

昨日まで出来なかったことが、
今日出来るようになっていることは、よくあること。
親が思っている以上に
子供はやれるものだということを最近特に感じる。
坊主が上手に飯をこしらえた夜。

それは、タイ兄貴の入学式の夜のことだった。

入学式の夜はお祝い膳。
贅沢をするわけではない。
入学おめでとうの気持ちを込めて、
リクエストメニューが並ぶ予定だった。
鹿児島は春の嵐。
不覚にも、低気圧の到来は、例外なく
アタシに偏頭痛をもたらした。
脈打つ頭痛に、台所番長は、
舞台で立ち回ることができずにいた。
タイ兄貴
「リクエストメニューは、
「唐揚げ」「ポテトサラダ」「コーンスープ」がいいです!」
アイツの言葉が
アタシの重い頭をくすぶっていた。
嗚呼、すまん。
そのミッション、
コンプリートできないかもしれない・・・。
うなだれるアタシを
怪訝そうに覗き込む2人の坊主。
「母上!だいじょうぶですか?!」
セーマンとコーマルだった。
「タイ兄のリクエストが夕飯ですよね?!」
うん。。そうだよ・・。
「セー達が作りますよ!任せてください!!!」

 

 

・・・あ?

( ̄ー ̄;​

唐揚げとポテトサラダを?
おぬしらが?!
いやいや、、、任せられん・・・。(゜д゜;)​
台所が大変なことになる・・・。
セーマン
「トンカツより、
唐揚げの方が簡単そうですもん・・・」
そうだ!セーマンの得意料理はトンカツ。
筋切りしたり、肉たたきをしたり、衣をつけたりするより、
だいぶ簡単かもしれない・・・
ってことは?!
作れるかもしれない。
(。+・`ω・´)キリッ
コーマル「ママは寝ててくださいね!」
え?ほんとぅー!
じゃあ。
まーかーせーた━━━(゚∀゚)━━━!!!
セーマン
「ポテトサラダにはキュウリでいいですよね?」
いいよ。いいよ。
冷蔵庫の中、好きに使っていいよ。
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兄坊主「コーマル!
キュウリをやっといて!セー兄ちゃん、唐揚げ作るわ!」
弟坊主「いえーい!
キュウリを切るの得意ーーーー!」
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兄坊主「あのさー、
ジャガイモ、茹で終わったら、教えてー」
弟坊主「え?どうやって?!」
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兄坊主「お箸で確認して、やわらくなったらオッケー!」
弟坊主「はーい」
兄坊主「セーが、唐揚げ揚げるから、コーはポテトサラダね。
キュウリは塩もみねー!」
弟坊主「はーい」
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弟坊主「セー兄ちゃん!
ジャガイモ!どうすればいい?!」
兄坊主「熱いうちに潰して、
よし、キュウリを絞って、いれて・・・」
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兄坊主「マヨネーズ入れるぞー!!!混ぜるんだぞー!」
弟坊主「いぇーーーーい!」
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弟坊主「ねえ!唐揚げ、コーも作ってみたーい!」
兄坊主「気をつけないとヤケドするぞー!そっとねー!」
弟坊主「はーい!」
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兄坊主「よぉーーーーーーーし!!!出来た!」
いざ!坊主の唐揚げ!
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弟坊主「サラダも出来た!!」
坊主のポテトサラダ完成!
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おお・・・。出来とる・・・。
( ゚ ▽ ゚ 😉
思った以上に手際よい。(実に驚き。)
主役のタイ兄貴。早速実食。
タイ兄貴
「すげ!うんめーーーー!!!」
カンちゃん
「唐揚げは、母上より美味しいと思う。」
え━━━(゚o゚〃)━━━!!!
アタシが作るより、だいぶジューシーだったらしい。
それは他でもない、揚げ油温度。
つい急いで高温の油で揚げてしまうアタシに対し、
アイツは、慎重に低めの温度でじっくり揚げるのだ!
まさに、ジューシー唐揚げの作り方を
無意識に実践していたアイツ!!!
セーマン「ありがとうございます!嬉しいー。
トンカツより、唐揚げを得意にするわ。」
小3セーマン。
自らへの賞賛が止まらない。
優しさと真面目さがいっぱい詰まった愛の唐揚げ。
作る喜び、喜ばれる幸せ。
外は春の嵐。食卓は賞賛の嵐。
素敵な嵐の夜に。
美味しいご馳走をありがとう。

【2016年4月14日 「嵐の夜に〜愛の唐揚げ〜」】

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