題して「週1弁当番長キャンペーン」
5月26日火曜日。鹿児島は晴のち曇り時々雨。
私は、何度この背中を見つめて来ただろうか。
後ろ姿を見つめていると、
一歩一歩巣立ちに向かっている気がする。
何をするにも1人では、決めることができなかった。
「ママー!これ、どうすればイイですか?」
「ママー!ちょっと来てくださいーー!!」
「ママー!ちょっとー、すみませーーーーん!」
幼少期、自分で作る!と張り切る娘の傍には、
いつでも「いざ鎌倉!」体勢で、駆けつける準備万端の母がいた。
いつ頃からだろうか。
みーたんは調理中、ほとんど母に声をかけることがなくなった。
時折聞こえる声といえば、
「あー!時間がない!」
「こっちから作ればよかったー!」
「よし!もうイイかな・・・。」
もっぱら、もう1人の自分との会話だ。
しかも、結構なボリュームで自分と対話する。
そして、たまに、
バーーーン!と激しい音を鳴らすのだ。
最初のうちは、「どうした?」「何事?!」と慌てたもんだが、
外野も驚かなくなった。慣れといのは、素晴らしい。
___あ、始まった。みーたん恒例の肉たたきの儀式。
時間が押し迫れば押し迫るほど、その音は、激しさを増す。
そう、今日は目覚ましを誰かが止めた影響で、みーたんは寝坊した。
(↑前述したけど、おそらく自分で止めている。しかし認めたくないお年頃。)
ダンッ!ダンっ!バンっ!!!
どうやら、今日は時間がないらしい。
相当圧が強めだった。
「神様レシピって、ササミで巻いても美味しいって書いてましたよね?!」
神様(読者様)レシピが、今日の先生。
ササミの代わりに、胸肉を叩いて伸ばして、タケノコを巻いた、
巨大なタケノコロール。
これを醤油とみりんで甘辛く味付け。
あっと言う間に見事な照り焼きが出来上がった。
15分が経過していた・・・。
「母上、神様レシピってあと何がありましたっけ?」
母はお寄せ頂いたレシピを全て読み上げる。
「ありがとうございます!じゃあ、卵のヤツならすぐできそうなんで、作ります!」
タケノコ、オキアミを炒めたところに、
ニラとゴマを加え、卵とじをするつもりだったらしいが・・・
「あー!失敗した!!!そぼろになってしまった・・・」
と嘆いていたのも束の間、
今度は、レンチンしたタケノコをマヨネーズであえているではあるまいか。
___何やってるの?
「タケノコマヨネーズソースです!照り焼きに組み合わせたら、美味しそうじゃないですか?!(ニヤリ)」
味を想像しながら、みーたんは、わくわくしていた。
思った以上に手早くフィニッシュできたことも大きいのかもしれない。
30分でタケノコ弁当6人分、完成させていた。
火事場のタケノコ力。
次女特製照り焼きチキンロールタケノコ弁当!
ドーーーーーン!
食べることは生きること。
作ることに意義がある。
続けることに意味がある。
大変よくできました。
全ての食材に感謝。
神々様(読者様)のお知恵とご声援に感謝。