無意識の緊張感
人間、大きくなればなるほど、
いろんなプレッシャーが大きくなる。
親子ともども、無意識に張ることが多くなり、
その緊張感と戦うことで、心身大きくなっていくのだと思う。
頑張る
気張る
威張る
見張る
見栄張る
胸張る
虚勢を張る
緊張する
・
・
・
頑張ることを無条件に応援していた幼少期。
子供の成長とともに
頑張るのを無意識に見張る(確認する)ようになってしまうのかもしれない。
大さじ1杯の醤油
大きくなると威張ることを覚え、見栄張ることを知り、
そのために、気を張り続けることもある。
いくつになっても、夢のために頑張る人だってたくさんいる。
成長によって子へ接し方が変わるのは当然なのかもしれないけど、
表面張力は、張りすぎると、はじけこぼれてしまう。。。
大さじ1のしょうゆ。
表面張力ギリギリまでが
大さじ1という定義。
もっと注ごうとすると、量はあふれ、醤油にまみれた素材は個性を失う。
かといって、こぼれるリスクを考えていると、料理そのものが淡白になる。
料理って難しい。
大さじ1がちょうどいいのだろうけど、料理人はきっと美味しい味付けというより、
素材によって分量をかえ、いかに素材の味を引き出すかを考えてる。
素材が命
全て素材が命。
その素材を育むのは環境。
岡本家産の5つの素材。
すべてが、岡本家という土壌で育まれる。
その昔ブックドクターに言われた言葉がある。
「読ませたい本があるんやったら、
4割くらいその本について聞かせたらええ。
そして、手に届くか届かないところに置いとくんや。このギリギリのラインがいいんやで。
ほならな、子供のほうからあとの6割コッソリ読んでまうもんや。
人間っちゅうもんは、好奇心のかたまりやからな。
親は刺激するだけでいいんよ。
親が満足させたらあかんで。満足するのは、本人じゃなきゃあかんよ。」
このギリギリのラインっていうのが、
きっと大さじ1の表面張力。
根を張ることを目指したい。
4割話して(調味)して、あと6割は自分(素材)で勝負。
『行ってきまーーす!』無邪気にバスにのる幼稚園児。
「時間がないっ!」と焦った顔つきで走り去った小学生チーム。
『じゃ、行ってくる。』高校サッカー選手権大会を控え、
緊張した面持ちで家をあとにする村長。
それぞれが思い思いの表情で、家をあとにするとき、
母は、妻は、どんな表情で見送っただろうか。。。
そして
あの日、あの時、あの瞬間、
どんな声をかけるのがよかったのであろうか。。
いつだって、答えは出ない。
「早くー!時間ないぞーーー!!!」といってしまう大さじ1強の私。。。(涙)
多分、来年も同じこと思っているかもしれない。。。(汗)
日々是精進ですな。。。
果実が幸せに大成するよう
まずは焦らず、慌てず、諦めず。
そして比べずに。
根を「張る」ことを目指します。
::・( ̄∀ ̄)・::
久しぶりにできた時間は、母ちゃんに、ふと振り返り
考えることをさせてくれたのであります。
【2012年11月8日 OfficialBlog「慌てず焦らず諦めず〜表面張力と私〜」より