オモウコト

▶︎慌てず、焦らず、諦めず。

無意識の緊張感

人間、大きくなればなるほど、
いろんなプレッシャーが大きくなる。
親子ともども、無意識に張ることが多くなり、
その緊張感と戦うことで、心身大きくなっていくのだと思う。

張る
張る
張る
張る
見栄張る
張る
虚勢を張る
張する


頑張ることを無条件に応援していた幼少期。
子供の成長とともに

頑張るのを無意識に見張る(確認する)ようになってしまうのかもしれない。

大さじ1杯の醤油

大きくなると威張ることを覚え、見栄張ることを知り、
そのために、気を張り続けることもある。
いくつになっても、夢のために頑張る人だってたくさんいる。

成長によって子へ接し方が変わるのは当然なのかもしれないけど、

表面張力は、張りすぎると、はじけこぼれてしまう。。。

大さじ1のしょうゆ。

表面張力ギリギリまでが
大さじ1という定義。

もっと注ごうとすると、量はあふれ、醤油にまみれた素材は個性を失う。

かといって、こぼれるリスクを考えていると、料理そのものが淡白になる。

料理って難しい。

大さじ1がちょうどいいのだろうけど、料理人はきっと美味しい味付けというより、
素材によって分量をかえ、いかに素材の味を引き出すかを考えてる。

素材が命

全て素材が命。

その素材を育むのは環境。

岡本家産の5つの素材。
すべてが、岡本家という土壌で育まれる。

その昔ブックドクターに言われた言葉がある。

「読ませたい本があるんやったら、
4割くらいその本について聞かせたらええ。
そして、手に届くか届かないところに置いとくんや。このギリギリのラインがいいんやで。
ほならな、子供のほうからあとの6割コッソリ読んでまうもんや。
人間っちゅうもんは、好奇心のかたまりやからな。
親は刺激するだけでいいんよ。
親が満足させたらあかんで。満足するのは、本人じゃなきゃあかんよ。」

このギリギリのラインっていうのが、
きっと大さじ1の表面張力。

 

根を張ることを目指したい。

4割話して(調味)して、あと6割は自分(素材)で勝負。

1352333716686.jpg

『行ってきまーーす!』無邪気にバスにのる幼稚園児。

「時間がないっ!」と焦った顔つきで走り去った小学生チーム。

『じゃ、行ってくる。』高校サッカー選手権大会を控え、
緊張した面持ちで家をあとにする村長。

それぞれが思い思いの表情で、家をあとにするとき、

母は、妻は、どんな表情で見送っただろうか。。。

そして
あの日、あの時、あの瞬間、
どんな声をかけるのがよかったのであろうか。。

いつだって、答えは出ない。
「早くー!時間ないぞーーー!!!」といってしまう大さじ1強の私。。。(涙)

多分、来年も同じこと思っているかもしれない。。。(汗)

日々是精進ですな。。。

果実が幸せに大成するよう
まずは焦らず、慌てず、諦めず。
そして比べずに。
根を「張る」ことを目指します。
::・( ̄∀ ̄)・::

久しぶりにできた時間は、母ちゃんに、ふと振り返り
考えることをさせてくれたのであります。


【2012年11月8日 O
fficialBlog「慌てず焦らず諦めず〜表面張力と私〜」より

ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。