これは今から11年前の回想録です。
みなさん、ご無沙汰しております。
3ヶ月ぶりのブログ更新、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
最後のブログは6月4日。私はその次の日に実弟とお別れしました。
とにかく大きい男でした。
心も体も。
友達の数は、私の10倍。
身長=私+0.4メートル
体重=私の3倍。
四十九日の日。弟の親友が私に教えてくれました。
「アイツのパソコンの暗証番号、この8ケタの数字でした」
下4桁は弟の誕生日。
上4桁は・・・私の誕生日でした。
私は、涙が止まりませんでした。
声をあげて、泣きました。
写真を抱いて、泣きました。
何度も何度も弟の名前を呼びました。
ケンカばかりしていたけれど、1番の同志でした。
葬儀にはたくさんの方に来ていただきました。
心より感謝申し上げます。
この夏、私は毎日、弟の曲を毎日聞いて過ごしています。
我が子らはCDに合わせて歌えるまでになりました。
1日1日を悔いのないよう、過ごしていきたい。
生きる奇跡を感じています。
弟よ、ありがとう。
夢でまた会おうね。
姉ちゃんね、あなたともう2度と会えなくなったあの日から、
あなたに会いたくてたまらない。
高校時代、音楽に目覚めて上京。
大学に通いながら、仕事しながら、音作りに没頭し、
インディーズではあるけれど悲願のCDデビュー。
弾んだ声で姉に報告してきたことが、ついこの前のことのように思い出されます。
結婚を約束していた彼女の名前には、
母の名前と私の名前が1文字ずつ入っています。
彼女の名前を見るたびに、
彼女しか知らない、弟の穏やかな顔が偲ばれて、やさしい気持ちになります。
もっと一緒にいればよかった・・・。
弟よ、私は君の姉であることを誇りに思います。
残された姉と妹で、しっかり両親を支えていきます。
みなさま、どうか後悔なきようにお過ごし下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
【2010年8月29日 「夢で逢いましょう」より】
彼はいつだって侍のようだった。
ありがとう、同志。
彼らが教えてくれた