ご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。
忘れたくないあの日の想いを刻み、伝え続ける事も
母となった自分の役割のような気がしています。お付き合い頂けますと幸いです。
きょうは打ち合わせがありました。
10年ぶりに再会した同じ歳の女子。
入社年度で言えば、彼女はワタシのひとつ後輩。
誕生月が近い私たちは10年前、お互い24歳でした。
社会に出てまもないまだまだひよっこの女子同士。
ともに仕事に追われ、ゆっくり話をすることも、ほとんどありませんでした。
10年ぶりに再会し、お互いの背景は、驚くほどに変わっていました。
同時に10年前にはほとんど見出すことが出来なかったお互いの共通点を
今回共有することが出来ました。
大きな共通点は【母親】だということ。
この共通点が、10年という空白の時間を飛び越えて、私たち二人を引き合わせたのです。
彼女はお母さんであることを、とても楽しんでいました。
そして、お母さんであることに、とても真剣でした。
なかなか子どもに恵まれなかったと話す彼女は、終始、笑顔で話をしてくれました。
彼女が話す母親になってからの10年の歩みは、ワタシの心の奥底に大きく響きました。
やっとの思いで我が子を授かったこと、
初めての育児に奮闘する中で、我が子が難病を患い必死で闘ってきたこと。
我が子の看病に追われる中、突如病に倒れた実父との時間を満足に過ごせぬまま、
愛する父親の最期を看取ったこと。
あまりの激動の現実に、思考と感情を一致させることに時間がかかったこと。
10年ぶりに会った彼女から聞いた事実は、言葉で簡単には表現できるものでは
ありませんでした。
壮絶な過去を、彼女は笑顔で話し続けました。
『母親は笑ってなきゃね~♪』
といいながら…。
同じだ。あのときと。
母の強さがここにある。
母の深さがここにある。
奇しくも3日前、ワタシは大学時代の友人に会いました。
それも13年ぶりに。
彼女には、心臓病を抱える幼子がいます。
だからこそ、病気の子どもを持つお母さんの笑顔の材料を提供したいとの夢を
聞かせてもらったばかりでした。
10年以上も経て、ワタシの前に現れた二人の友人。
友人の口から語られた言葉は、全て、ワタシには神様からの言葉に聞こえました。
きっと神様がこの二人の友の口を借りて、
ワタシに言っているのだと。。。。
『子どもを5人授かることを当たり前と思うな。』
『家族が皆健康であることを当たり前と思うな。』
『子どもが元気でいることを当たり前と思うな。』
『親が元気でいることを当たり前と思うな。』
『普通の生活ができることを当たり前と思うな。』
小さな子供達に追われ10年。
10年ぶりに得たひとり時間。
そしてめったに会うことのない友人達からのメッセージ。
子どもを授かって10年。今しっかり立ち止まって考え、
この毎日は決して当たり前でないことを胸に刻みなさいと思わせていただいた
貴重な再会。
このご縁に改めて感謝しますm(_ _ )m
声をかけてくれた子育て講演会。
ワタシを思い出し、声をかけてくれてありがとう。
精一杯務めさせて頂くことが、まずは私に出来る最初の恩返しだね。。。
、がんばります。
先輩だったワタシは、後輩だったキミに、見事に完敗。
そんな私たちの再会に心から乾杯。
会えてよかった・・・。ありがとう。
【2012年5月17日付け 公式ブログより】