オモウコト

▶︎25年前の君に。

ご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。

学生時代、私はアルバイト三昧でした。

アナウンサー試験を鹿児島から全国各地に受けに行くには、
資金が必要であることは明らかで、
自営業の両親に甘えることが出来なかった私には、毎日アルバイトに精を出すことは
なんの違和感もない選択でした。

せっかく大学まで行かせてもらったのに、と今でこそ思いますが、
両親は、何も言わず、一定の距離感を保ってくれていました。

学生の本分は!と思わず言いたくなったこともたくさんあっただろうに・・・。

当時の私は何も感じることは出来なかったけど、今は感謝の気持ちでいっぱいです。

当時、女子大生だった私は、毎日3つの塾を掛け持ちし、
空き時間には、個別指導、週末は家庭教師3つ。

 

夜な夜なカリキュラムを立てて、予習して、大学の授業そっちのけで、
担当していたクラスの中学生、高校生の授業のことばかりを考えていました。

最初は、就職活動のために必死に働くぞー、みたいな動機だったのですが、
受け持たせてもらったクラスの子達が、自分の語りかける言葉に一生懸命耳を傾けてくれて、もちろん言うこと聞かないヤンチャな子もいたけれど、
なんだかんだ言って、授業に参加してくれるようになって、
一生懸命な時間を一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、可愛くて可愛くて仕方なくて・・・。

学生さん達を、可愛いって言う表現は的確ではないかもしれないけれど、彼ら、彼女らの真っ直ぐな気持ちが、伝われば伝わるほど、厳しくもなるし、熱くもなるしで、
なかなかの熱血な暑苦しい塾講師だったのは間違いなくて。

それでも、放課後、質問にきてくれたり、授業の後に挨拶にきてくれたり。

自分の中の「就職活動の準備」と言うモチベーションが、

「この子達にとって、塾での時間をなるべく密度の濃いものにするぞ!ここにきて良かったーって思ってもらえるような授業するぞ!」と言う想いに完全に変わることに、時間は掛かりませんでした。

ただ、ね。やはり、、、当時は、持ち前の暑苦しさにより、
思春期のみんなに嫌われたりしてるんじゃないかな〜・・・
とドキドキしていた、ガラスのハートな私・・・( ´ ▽ ` )

 

時々、道でバッタリ会って、

「先生ーー!!!お元気ですかーー!?会いたかったですー」

と明るく話しかけてもらったりすると、
とても嬉しいし、安堵したり。一瞬であの頃が蘇るのです。

あまりうまく使いこなせていないTwitter。

昨日、自分宛にツイートされていることに気付き、
嬉しくて、嬉しくて、泣きそうになってしまいました。

その記録を残しておきたくて、
初めてTwitter添付の機能を使って、記憶を記録として残しています。

 

それは、当時の塾の生徒さんからのものでした。

久しぶり過ぎたことにも驚きましたが、さらに驚いたのはその内容です。

塾に行くまでは英語が嫌いだったけど、
先生(やすバーン)で英語が好きになったと言う・・・(これは嬉しすぎる!!!)

どんな現場であろうとも、教壇に立たせてもらう立場だったものとして、
これ以上の喜びはないんじゃなかろうか?!

さらには、みんなお母さんになって、今幸せに暮らしてるとは!

当時の記憶が、みんなの中に、まだ残ってて、
そのみんながまだつながり合っていると言うことも、素晴らしい!

あの頃、中3だった女の子達が、もう高校生の娘さんを持つ母になっているなんて!!!

感慨深すぎる・・・。(涙)

今も昔も、私に生きる喜びを与えてくれて、本当にありがとう。

ちょっとだけ先に生まれた先輩母ちゃんとして、
みんなに恥ずかしくないように、しっかり現場温めておくから!!!

こうやって、人と人は繋がっていくんだな〜。

そして、必ず人は人に育てられて大きくなるんだな〜。

教壇に立たせてもらっていた私を育ててくれたのは、間違いなく生徒さんでいてくれた、みんなだから。

あの頃、みんなが教えてくれたことが、今確実に生きてる。

__ありがとう。

ずっとずっと応援してますぞ。

また会う日まで、どうぞお元気で。
みんなによろしくお伝え下さい。

 

【25年前の君に。】