サイトアイコン 5人の子育てママウンサー Official Website

▶︎7:最後の1品。

最後の1品

ねえ。コーマルは、みんなに喜んでもらいたいんだよね?

 

コーマル「はいー!」

 

じゃあさ、時間かけずにすぐできるお肉やお魚で、みんなが好きなヤツだったら、
早く食べられるし、みんな喜ぶよね?

 

コーマル「はいー!」

 

じゃあ、カンちゃんが好きなヤツがあるから!
あれ、焼こう!
トンカツとか唐揚げはまた今度お願いします!

 

 

コーマル「え?カン姉ちゃんが好きなんですか?コー知らなかった〜!
早く教えてくださいよー!カン姉ちゃんが好きなら、
それが一番いいですー!今日もいっぱい教えてもらったし!!!」

 

よし!決まった!冷蔵庫に入ってる!探してごらん!
自分で切って、焼いて、あとは完成だ!


コーマル「あ!あった!これ、全部使っていいですか?!」


そう!それそれ!どうぞ使って〜!

コーマルクッキングアドベンチャー。

最後の一品は、長女姉カンちゃんの大好物。それは、焼きサバだった。

ゴールはすぐそこだ。

 

ほどなくして、低く鈍い音がリビングに響き渡った。

 

・・・ジョキジョキジョキ。

( ゚ ▽ ゚ ;)?!

どうした?コーマル。ナニゴト?

コーマル「骨が硬くて、包丁じゃうまく切れなかったから、キッチンバサミで切ろうと思って・・・。ハサミの方が切りやすいですねー。」

工作するかのように、サバを切る料理戦士。

コーマル「サバ、そのまま焼けばいいんですよね?!」

そうそう。焼くだけ。

あとは盛り付けたら完成だー!!
あともう少し!いいぞー!いい調子ー!

 

そのうち、家中が、焼き魚のにおいでいっぱいになった。

お〜、コーマル!いい匂いーーー!

コーマル「よーし。これで、おかずになる!」

焼きあがった焼きサバを、一皿一皿つぎ分けていく。

コーマル「カン姉ちゃんの好きなやつだから、
大きいのがいいかな〜。」

相変わらず、ブツブツ言いながら、食べる人を想像しながら分量を決め、
彼なりのありったけの熱量で
丁寧に盛り付けていく。

見栄えを気にしながら、時間も気にしながら、

いっちょまえに、盛り付けも気にしながら・・・。

その集中力たるや。。。まるで職人のような空気さえ漂わせていた。

コーマル、キミって人は・・・こんなにも静かに集中出来るのか。

(毎日家でドッグラン状態というのに・・・。)

そうだ、あともう少し。

頑張れ!頑張れ!ゴールはすぐそこだ。

ひとりでできるもん!

手、を出さず。(あ、そーれ!)

口、出さない。(あ、よいしょー!)

グッとこらえて、(わっしょい!わっしょい!)

みんなで鼓舞して、(わっしょい!わっしょい!)

待てば海路の日和あり!(はー!どっこいしょ!)

(ヤスバーン、心の讃歌。)

コーマル「できたーー!!!」

よいしょー!!おめでとうー!

ドーン!

コーマル「一人でぜーんぶ出来たー!」

ウンウン。すごいぞー!すごいぞー!

5品なんて、ご馳走だー!みんな喜ぶぞーーー!!!

コーマル「ふはー。疲れたー!でも作らせてくれてありがとうございましたー!」

いやいや、よく頑張ったぞ!あっぱれだー!!

一人でやりきった嬉しさとみんなの喜ぶ顔を想像して、
一人でニヤニヤご機嫌の料理戦士コーマル。

長い長い航海に出ていたキャプテンコーマルのキッチンアドベンチャー。

途中寄り道、回り道をしながらも、
(↑途中服が変わったの、気づきました?
まさかの料理中にお風呂を挟むという斬新な段取り。←どんだけ━━━(゚∀゚)━━━!!!

およそ5時間かけて(どっひゃー(ㆁωㆁ*)…お風呂込みですけど。)
無事、帰港を果たしたのでありました。

めでたし。めでたし。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました!

引き続き、その後の食卓編に続きます。

 

【2018年8月6日 「料理戦士、ゴールへの道」より】

モバイルバージョンを終了