僕、〇〇聞き係になります！

みなさん、こんにちは！５人の子育てママウンサー岡本安代です。

毎日の家事に育児にお仕事に、大変お見事様でございます！
毎日の暮らしの中で、子育てやお仕事を通して、
日々の気付きや学びを鹿児島から元気にお伝えしております！

心にビタミン！頑張るあなたを全力で応援します。
どんなあなたもファンタスティック！きょうも元気に参りましょう！

 

ゴールデンウィーク。海に出かけた時のお話です。

朝は釣りを楽しみ、昼は潮干狩りを楽しみ、そして、夕方はローラースケートを楽しみました。

久しぶりの海のレジャーに、家族は皆、時が経つのを忘れて海と親しみ、自然と戯れ、汗を流しました。

釣り人たちは、思うように釣り上げることはできませんでしたが、
それでも、兄弟たちは、揃って釣り糸を垂らし、会話を弾ませ楽しみました。

ただ、時を忘れるということは、お昼ご飯の時間も忘れ、自分自身が空腹であるということも忘れるということ。

皆がそれに気がついた時、どうなるか・・・

「お腹が空いたーーーー！！！」
「もう帰りましょーーー！！！」
「早く移動しましょーーーーっ！！」

 

そうなんです。

空腹に気がついた途端、空腹状態に拍車がかかるんです。

バケツの中が釣果でいっぱいだったらば、
お腹は減っても、きっと心は満たされていたはず・・・。

残念ながら、釣りに関して言えば、完全坊主。
潮干狩りに関しては、ヤドカリを２、３・・・。

岡本家は撤収することにしました。
休憩場所を確保するべく、あらかじめ母が海岸にセッティングしていた簡易型サンシェルター。

撤収するにはまずはそれを片付けなければなりません。

「えーっと、そっちの角をまず外して・・・」

「いや、、、こっちかな・・・」

初めて使用したアイテムということもあり、

やすバーン、取扱説明書を読みながら、たどたどしく皆に指示を出し、従う一同。

ただ・・・理解が浅く、全員が右往左往。
さらに、時折強く吹く海の風は、想像以上に激しく強く。
シェルターはおろか、体ごと持っていかれる始末。

思い通りに進まない撤収作業。

無情すぎる強風。
時間と共に増幅する空腹。

ついに、皆の心が毛羽立ち始めました。

灼熱の太陽の下、砂にまみれて片付けを終えた頃には、皆口に出さずとも、重い空気が漂っていたのです。

チーム岡本家、末っ子コーマルは、何かを感じ取ったのでしょう。

駐車場に向かう道すがら、母にポツリとつぶやきました。

「母上、愚痴を言いたくなったら、言って下さいね。僕、愚痴聞き係になります。解決にはならないかもしれないけれど、愚痴を聞いてもらうって、心がスッキリすると思いますから。」

・・・( ・∇・)！！！
っっくぅ・・・。すまんコーマル・・・。

未熟な母を許しておくれ・・・。
中１の息子を前に、母ちゃん恥ずかしいわ・・・。

しかし、どうしたことだろう・・・
愚痴を聞いて欲しいとか、欲しくないとかそういう問題でなく、聞きますよーって言ってもらうだけで、心が明るくふっと軽くなるという不思議。

聞きますよ、という、その気持ちが、母の心に効くのであります。

ありがとう。コーマル。
母もそうありたいと強く思った初夏の思い出。