ご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。
いつ頃からでしょうか。私は話すことを生業としていますが、とにかく書いてきました。
出会った言葉や感動はもちろんのこと、瞬間的な心の機微、見た景色。そして匂い。ふとした瞬間に垣間見た徒然を書くことが、やがて日常となりました。
いつしかそれを発信することで、新たにご縁が繋がることを知りました。
そのご縁が、今の私を、力強く支えてくれることになろうとは、思ってもみませんでした。
私が書く理由
この場所にやってくると、いつも初心にかえります。
鹿児島サンロイヤルホテル。
故前川定徳シェフが、よく眺めていたであろう風景を目にすると、
シェフの言葉が鮮明に甦るのです。
『書きなさい。思ったことや起こったこと。全てを記録に残しなさい。
人間の記憶は曖昧になる。出来事だけじゃなく、その時の素直な気持ちを必ず一緒に記録しておけば、またその時を甦らせることができる。今すぐに役立たなくても、きっと岡本さん、間違いなく、貴方の財産になるから。だから、書き続けるんだよ。』
前川シェフ。
シェフが亡くなってから、私は、さらに書きたいという衝動を止めることができません。
シェフに思いを馳せながら、この場所で打ち合わせをするのが、
最近の一番の楽しみであり、やりがいでもあります。
シェフとともに生きてこられた皆さんは、温かくて、熱い方ばかりです。
これも、シェフが残した財産。
そして、今この瞬間も私はシェフに刺激を受け続けています。学ばせて頂いています。
ありがとうございます。
さ!今日はこの後、シェフに可愛がって頂いた長女カンチャンの授業参観です。
張り切って、行ってきます。
【2012年9月12日 「私が書く理由」】
前川シェフへ。
シェフ、シェフの一番弟子だった天川シェフが、日本代表として世界料理オリンピック2020にて、前川シェフと同じ銀メダルを獲得しました。関係者はもちろんのこと、前川シェフを偲ぶ会のメンバーも、天川さんの見事な快挙に大喜びです。
「(前川)総料理長に恩返しができた気がします」との天川さんからメッセージに胸が熱くなりました。心技体どれも軽んじることなく、後進の育成に心を砕いてきた前川シェフが生きていらっしゃったら、その喜びはいかばかりか。
シェフ、天川さんは、ますますシェフのようです。後進の育成に熱心に力を注ぎ、いかなる難題にも打ち克って、私たちに大きな背中を見せてくれます。
奇しくも、天川さんと同い年の私。天川さんを通して、天国のシェフから叱咤激励を受けているようです。私も、まだまだこれから。精進します!