中学3年生の冬頃から、次男セーマンと夜ご飯を食べる時間は別々の日々が続いています。
受験までいよいよラストスパート、第一志望は残念ながらご縁を頂けなかったけれど、
すぐに切り替えて、気を引き締めて、毎日遅くまで頑張っています。
お弁当は、昼の分と夜の分(軽食)と、
学校カバンに加え、さらに重い荷物を持って、毎日出かけていきます。
家族で誰よりも遅くに帰ってくるセーマン、夕飯を家族みんなで食べられなくなった寂しさはありますが、一方で、夜食を食べるセーマンと2人きりでおしゃべりすることが、増えました。
セーマンは、いろんなことを私に教えてくれるんです。
幼少期の彼は、とにかく激しかった・・・泣き出したら止まらないし、ずっとお腹を空かせて、ご飯をくれコールが止まらない。夜泣きもおさまらず、じっとしていない。
兄弟で1番の暴れん坊で、母に一瞬の心のゆとりを与えない。
家族の誰かが1人でいると、決して、その人を1人ぼっちにしない。
何も言わずに、そばに寄り添う。無言の優しさに、人はこんなにも救われるんだということを知りました。
母が出張前には、誰よりも早く起きて、お茶を用意してエールを送ってくれたことも、忘れられません。まだ小学校低学年の頃だったと思います。
彼のさりげない言動に、親業の奥深さと尊さの多くを学んだ気がします。
母の口癖にセーマンが言ったことを、忘れたくなくて、ここに記しておくことにしました。
「ラッキーだ!なんて有り難いんだ!」
「ツイてる!ファンタスティック!」
「最高すぎる!感謝感激!」
そんな母に、セーマンは言いました。
「母上は本当にラッキーだと思うし、恵まれているって思います。その自覚があるならば、とにかく一生懸命努力しなくちゃね。ラッキーは、下積みとか努力には、かなわないって思うから。頑張って下さい!」
御意。
だから、君はいつだって、黙々と、コツコツと。なんだね。
セーマン、ありがとう。
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