お弁当奮闘記

【中1男子が作る】超速!天津飯弁当

いつもご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。

走り続ける岡本家。の台所番長として、食卓や台所での何気ない日常を綴っています。

家族みんなでお弁当を作り合おう「岡本家弁当番長シリーズ」
今ある日常こそ宝物。お付き合い頂けますと幸いです。

それは、前夜から始まった。

2020年7月6日月曜日。
新しい1週間が始まった。
中1弁当番長、セーマンの登場だ。
彼の戦いは、前の晩から始まる。
「さて、どうしましょうかねぇーー!」
テスト明け、1週間ぶりのお弁当作り。
休み慣れして弁当作りを面倒に思どころか、鈍った感覚を取り戻すかのように、
料理本を読み漁る。
「うーん、どうしよう。。。何を作るか、を決めるのが一番難しい・・・」
セーマンは、深くソファーに腰かけ、
翌朝の未来予想図を描けないまま、あてもなく料理本をただただめくり続けていた。

お願い!教えて先生!

「あーーー!どうしよう!!結局決まらなかった・・・」
朝になった。
あれだけ悩んだにも関わらず、そのまま朝を迎えた。
弁当番長、ノープランで見参。
「母上ー!どうしましょう!どうします?」

・・・えー?!セーマンは何を作りたいの?!

「いや、それが、浮かばないんですって!母上だったらどうします?」

・・・セーマンが作りたいもの、食べたいもの、作ってあげたいもの、なんでもいいじゃない?
「・・・・うーん、特に。(・・・ない)」
・・・私が決めるのもねぇ〜
「お願いします!メニュー決めてもらって、指導してもらったら、
セーは、しっかり動きますんでっ!!!よろしくお願いしまーす!」
・・・( ̄∇ ̄)
セーマンの、デビューしたてのアイドルのような
「よろしくお願いしまーすっ!」という、勢いと可愛げある言葉に、
母は、バブリーな時代の業界人のような(あくまで想像だけど。)
「仕方ないねー、しっかり頼むよー、こっちも出来るだけのことはさせてもらうよー。」
的な気分になってしまった。
人間ってヤツは・・・。母親ってヤツは・・・。

まずいぞ。時間が、、、ない。

___この時間だよ。もうだいぶ時間ないね・・・。
「そうなんですよ!時間ないんです!!」
とはいえ、
もっと早く起きればいいじゃーん!と言うには、まだ十分早い時間だった。
ただ、お弁当を作るには、著しく時間がないのだ。
___30分、だよ。いける?
「はい!お願いします!どうしましょう?!」
___作業時間、詰める時間とか、個数とかもろもろ考えて、
30分で完成させるには・・・
「・・・完成、させるには?」
___丼だ!!!
「わっかりましたーーーーー!!!テーマ食材、使えますよね?」
___もちろん!

丼飯、最強最速説。

「タマネギ、切りまーす!」
___どうぞっ!
「っくぅーー!!目が痛い。。。。」
相変わらずのタマネギとの涙の格闘を経て、ゴールを目指す。
セーマンは、運動神経と反射神経が抜群に優れている。(岡本家基準・岡本家調べ。)
だからというわけではないかもしれないが、
新米弁当番長にも関わらず、作業速度がとても速い。
我が家の、Mr.テキ・パキ。
タマネギ・人参・しめじ・カニカマをフライパンに投入。
全てを炒めて、火を通し・・・。
材料全てにしっかり火が通ったら、ニラを散らす。
___丼といえば、卵とじ!美味しいよねー!
「いいですねーーー!!」
卵でとじている間に・・・

よし!あともう一仕事だ!!行くよー!

魅惑の魔法のタレ。

___これさえあれば、おいしくなる!というあのタレ、作ろうか!
「うぇーーーい!!!最強じゃないですか!」
我が家で登場する、ポン酢の甘だれ。
ポン酢に砂糖を加え、水溶き片栗粉でとろみをつけるだけで、
万物をご馳走に変身させる魔法のタレ。
タレが出来る頃、
卵とじは、まもなくゴールという、8合目までに仕上がっていた。
ご飯の上に、卵とじをのせ、その上からポン酢の甘だれをとろーり。
もうゴールはすぐそこだ!

完成!二男特製・超速!天津丼弁当

予告通り、包丁を握ってから、完成まで、30分で仕上げた。
ちなみに、母は指示は出すものの、作業自体には一切手を出さず。
セーマン持ち前の俊敏さによるものだ。さすが、我が家のMr.テキ・パキ。

6人前のセーマン特製天津丼、ドーーーーーーン!

6人分を作り終え、安堵の表情が広がる。
「うわー・・・・美味しそうだ・・・」
時間内で収めることのできた喜びと、うまくいったことへの喜びの交差点。
「うわー!安定のセーマン弁当。」と称賛の長女カンちゃん。
「うん、美味い!」と長男タイ兄が続く。
週1中1弁当。セーマン編。
作ることに意義がある。続けることに意味がある。
大変よくできました。全ての食材に感謝。
お付き合い頂いた皆様に感謝。
ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。