子育てエッセイ

がんばりカード。

こんにちは。ご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー、岡本安代です。
つい先日年が明けたと思ったら、早いもので節分です。
節目という言葉の重みを、年々感じています。
年度末に向け、何かと忙しくお過ごしのことと思いますが、
お付き合い頂けますと幸いです。

さて、きょうは
「母」としてのお話をさせて頂きたいと思います。
我が家には子供5人おります。
そのうち2人が、今年、卒園、卒業を迎えます。

我が家の第4子は幼稚園年長児。
年明けまもなく配られた
「1ねんせいになるためのがんばりカード」


小学生に向けて
自分で出来るようになっておきたいことのあれこれを
先生が表にして作って下さったもの。

「ひとりで起きましたか?」
「自分で幼稚園に行く準備ができましたか?」
「使った道具の片付けができましたか?」などなど。

子供達はそのひとつひとつを、自分でチェックしていきます。

1週間が終わるたび、自分の頑張りを、お父さん、お母さんに見せるというのが、
幼稚園からの宿題。

息子の「がんばりカード」
そしてそれを得意げに見せる息子の笑顔が
次第に母の忘れたくない日常になりました。

我が子が節目を迎えるたびに、
これまでがむしゃらに走り続けた日々が無性に愛おしく感じられて
もっとあの時こうしておけばよかった、とかあの時にもう一度戻りたい、とか
このまま時が止まればいいのに。。とか、いろんな想いが交錯します。

入園当時、
泣いて泣いてママにしがみついて離れなかった息子。

いつの間にか「自分のこと」は「自分で」やりたくなりました。
そして「自分のこと」を「自分で」やることの達成感を覚えました。
ついに「自分のこと」は「自分で」出来るようになりました。

親が当たり前のようにやってきたこと、
それは全てほんのきっかけに過ぎないということ。

子供のために、と手を貸すことはもしかしたら、それは親の自己満足で
子供のためにはなっていないかもしれないこと。

出来ないことを嘆くのでなく、
出来ることを共に見つけることが大切なのかもしれないということ。

自分で見つけた自分のやりたいことは、その子にとって何にも代え難いパワーとなること。

「カッコいい1年生になれるかな〜」

なりたい自分。が、きっと等身大の今の息子の目標。

「がんばりカード」は、いよいよ最終ページを迎えました。
息子6歳の春。いよいよ来週は卒園式。
無事にこの日を迎えられたことに心より感謝致します。

最後までご精読、ありがとうございました。
ママウンサー・岡本安代でした。
この春、ご卒園、ご卒業迎えられる皆様、心よりお祝い申し上げます。

【2014年3月 「うぇぶ・ひだまり」より】

6年前の今頃、がんばりカードを書き続けていた息子は、
今年、小学校を卒業します。
なんとも言えませんね・・・。しみじみしてしまいます。。。。(笑)

ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。