■オープニング・ナレーション
遠い地平線に夕陽が沈み、
夜の帳が下りる時、
不意に訪れる感情の気流は、
きょうも懸命に駆け抜けた命の営みの証です。
過ぎゆく時は一瞬。
2度と戻らぬ今日を、愛おしく振り返り、
満天の星空を眺めていると、出会いの奇跡が思い出されます。
できなかったことを悔やむのではなく、
できたことを喜ぼう。
感情は、心の声。
「じゃっど」というのは、鹿児島の方言で
「そうですね」という相槌に使う言葉。
おやすみ前のひと時、
心の声に「じゃっど」と寄り添い、新しい明日を迎えるための
「物語」の定期便。
「じゃっどストリーム」
皆様の本日の最終便、お供いたしますのは、
わたくし、5人の子育てママウンサーの岡本安代です。
■本日の物語■
【生まれてきてくれて、ありがとう】
ようこそ我が家へ。
あたりまえの日常が、実は一番尊いこと。
今、自分がここにいることさえも奇跡。
よくぞ私の元へ生まれてきてくれたもんだ。
おなかの中で、10ヶ月。
初めてあなたを抱いた瞬間。涙が溢れた。
初めてあなたを抱いた瞬間。必死におっぱいを探すあなたの姿。
小さな指先で、私の人差し指をつかむ。
全てが今も鮮やかによみがえる。
生まれてきてくれてありがとう。
これからどんな話をしようか。
これからどんな時を刻もうか。
考えるだけで、ワクワクする。
想像しただけで、嬉しくなる。
人生、楽ありゃ苦もあるさ。
喜怒哀楽。子育ても同じ。喜もありゃ怒もある、哀があるから楽もある。
どんな波風来ようとも、初めてあなたを抱いたあの気持ちを、私は忘れまい。
生まれてきてくれてありがとう。
あなたにずっと会いたかった。
生まれてきてくれて、ありがとう。
■エンディング・ナレーション
遠い昔、幼い頃に物語を読んでもらった記憶を辿りながら、
夜空を見上げると、あの時と変わらず、
星がまたたいていることに気がつきます。
満天の星空に、夜間飛行のジェット機の翼のランプを見つけると、
興奮して指差す我が子の姿に、自らを重ね、
誰かと共に刻む時の尊さを感じずにはいられません。
たくさんの笑顔を、ありがとう。優しさを、ありがとう。
お送りして参りました今日の物語が、
あなたの心に、優しく「じゃっど」と寄り添えますように。
おやすみ前のひと時、お届けいたしました「物語」の定期便、
「じゃっどストリーム」
夜間飛行の
お供をいたしましたのは
わたくし、5人の子育てママウンサー岡本安代でした。
明日もみんなが無事で、元気に、笑顔で過ごせますように。