忘れないうちに。
忘れたくない記憶を刻んでおこうと思います。
ちょうど1週間前、
次女みーたんは卒業式でした。
つい1週間前のことなのに、とてもとても遠い昔に感じます。
中学校を離れたくない寂しいという気持ちから、
たった1週間で、春から始まる新しい生活を想像するようになりました。
それは、中学校生活、最後の日。
以前にも触れましたが、
卒業式の前日は、次女みーたんが久しぶりにお弁当作りを行いました。
テーマはほうれん草。
「何作ろうかな。」
「久しぶりだから、鈍ってなきゃいいけど…」
「ほうれん草は下茹でしてからでしたよね?!」
いろんな言葉を呟きながら、とても楽しそうに、一生懸命作っていました。
「あ、そうだ!そうだ!ゴマを入れて・・・」
「ツナ、使いまーす!」
バター炒めは、冷えたらバターが固まっちゃう場合もあって、
お弁当には不向きだったりする。
「ツナオイルで炒めたら、良きですね!」
__いいね!いいね!
「卵焼きに、ほうれん草を巻こう!!」
「あー、でも大丈夫かな。久しぶりだ・・・不安だ・・・」
次女みーたんは、ドキドキすると言いながらも、
驚くほど笑顔で、卵焼きを見つめながら、クルリと回転させていく。
「お肉が足りないな・・・」
そんなことをブツブツ言いながら、
ゆっくりと、じっくりと、お弁当作りを噛み締めていた。
これでお弁当作りが終わるということではない。
でも、中学生として作り、自作のお弁当を学校で食べるのが最後だと思うのと、格別な気持ちになるのだろう。
ほうれん草を使って3種のおかずが出来上がった。
*ほうれん草卵焼き
*ほうれん草ツナ炒め
*ほうれん草と豚肉のソテー
鉄分たっぷりのメニューで
意気揚々といつも通り、両手にカバン、
背中にいっぱい荷物を背負って最後の授業へ向かった。
もちろん、自分で作ったお弁当も。
この日は、弟と一緒に登校できる最後の日ということもあり、
全てが、なんというか、、、感慨深かった。
そんな朝からもう1週間。
彼女は中学校の教科書や制服、体操服などお世話になった学用品を片付けた。
自分の机周りも装いを新たに稼働し始め、
3年間、雨の日も、風の日も、雪の日も、
ともに歩いた学生カバンたちは、大きな責務を終え、長い眠りについた。
春から、高校生。
まだまだこれから。そうは言っても
高校3年間も、あっという間に違いない。
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