お稽古日記

「自分の殻を破る」という課題。

 

フリーアナウンサーの岡本安代です。夫婦、子供5人の7人家族。
ブログ「走り続ける岡本家。」や、全国各地への講演会、みんなの笑顔を応援するオンラインコミュニティ「スマイルサロン」を運営しています。

目指せ女優への道。お稽古日記

【3月30日(木)『殻を破ること』/ メンバー全員交流会】

通常稽古、円城寺華子が初めて登場するシーン。
登場人物において、初めて登場するシーンは極めて重要だ。

気持ちを研ぎ澄ませ、
セリフはなくとも、すべての心情を自分にインストールして舞台に立つのだ。

前日の先輩役者さん達との自主稽古で
華子さんに社長感が足りない。もっと威圧的に、貫禄、ボス感を出すべきじゃなかろうか。それを意識すると言葉も動きも変わってくるはず。」
とアドバイスを頂き、そのモードで演じてみた。


実際、演出家の前で演じてみると、思わぬ答えが返ってきた。

「もっと彼に寄り添って、気分をのせるように。今のだと上から圧力がかかりすぎている。彼の心を揺さぶって。もっとあなたの味方感を出して。」

演出家によって仕上がりが変わること、気持ちひとつで、場面が劇的に変わる。

役者はいろんな演技を演出家に提案する場所なのだ、ということを実感。
前々から言われたことだが、演出家のオーダーを即座に改善していく演技力、振り幅が必要なのだと改めて感じた。

自分の殻を破れ!

 

その夜、チームメンバー全員が集まって初めての懇親会。

隣の席の先輩に言われた言葉を、きっと私は忘れない。

『岡本さんはまだまだ素を出せてない。
子育てしているといろんな感情を経験しているはずなんです。
だけど、今の岡本さんは、セリフになってるんですよね。
自分の言葉じゃない。
もっと感情を剥き出しにしていいんですよ。
殻を破ればいいんですよ。殻を。自分の殻が、フィルターになってしまって、表現を狭めてしまっている。
で、いろんな人のアドバイスがその殻をもっと分厚くしているんだと思います。
悩むんですよねー。苦しむんですよねー。
僕も最初はなかなかできませんでしたから。
人は誰しもよく見られたいんですよ。カッコ悪いところを見せたくないというか・・・。
でもね、芝居っていうのは、人間の中にある全ての感情を出さなきゃ、成立しない。
殻を破ったら、岡本さんの幅はぐーんと広がると思いますよ。』

殻を破る。命題。

今も昔も言われること。
殻を破るとは・・・頭では理解しているけれど、体現できない。
殻を破るためにはどうすればいいのだろうか・・・

自分の殻を破りたい。。。
カッコつけているつもりはないのに、
ちっぽけな自分の理性が無意識に作動しているらしい。

難しい・・・・。

目覚めよ・・・自分・・・。

 

 

 

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ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。