6月は私にとってとりわけ命を感じる1ヶ月。
6月に弟が旅立ちました。
6月に息子が生まれました。
6月に敬愛する前川シェフが旅立ちました。
6月に娘が生まれました。
6月になると、どんなに辛くとも、空を見上げ、立ち上がらねばと思のです。
おはようございます。今日も朝を迎えました。
鹿児島は、雨の朝。
朝は変わらずにやってきます。
空だけは世界中のどこにいても繋がっていて、
寂しい時は、
どこにいても同じ空の下にいることを噛み締めながら過ごすことで、
寂しい気持ちが、ほんの少しだけ和らいだ気がしました。
大切な存在であればあるほど、その存在を失った時の喪失感は凄まじい。
今ならまだそこにいる気がして
何度も空へと海へと必死に話しかけたことを思い出していました。
いつも一緒にお仕事させて頂いて、心から尊敬し、家族のような存在を失った時の悲しさ。
幼い頃から喜怒哀楽を共にしてきた大好きで大切な兄弟を失った悔しさ。
当時の自分の救いとなったのは、家族の存在でした。
家族のお世話をさせてもらうことで、時を忘れました。
あれだけ追われることから逃げたかった時間に、救われました。
仕事に救われました。
当時の私は、自分に息つく間を、与えないように、動き回っていたような気がします。
悲しみに押し潰されないための自分の中にある防衛本能だったのかもしれません。
今日もお仕事をさせて頂けること、みんなで朝を迎えられたこと、
全てが奇跡です。
5人分のランチをこしらえ、バタバタと現場へ向かうことも、
何もかもが尊く思えてなりません。
今日も与えられた尊い一日を丁寧に過ごそうと思います。
皆様にとって素敵な一日になりますように。
【2017年6月24日 「尊い1日」より】
あわせて読みたい
スポンサーリンク
スポンサーリンク