オモウコト

「褒める」より「ありがとう」

イベントバナー

みなさん、こんにちは!5人の子育てママウンサー岡本安代です。

毎日の家事に育児にお仕事に、大変お見事様でございます!
毎日の暮らしの中で、子育てやお仕事を通して、
日々の気付きや学びを鹿児島から元気にお伝えしております!

心にビタミン!頑張るあなたを全力で応援します。
どんなあなたもファンタスティック!きょうも元気に参りましょう!

南国鹿児島でアナウンサーをしたり、ブログ「走り続ける岡本家。」や、全国各地への講演会、みんなの笑顔を応援するオンラインコミュニティ「スマイルサロン」を運営する5人の子育てママウンサー岡本安代が、毎日を元気に、よりファンタスティックに過ごすためのお話ををお届けします。

 

6月5日は弟の命日でした。
もう14年になります。

弟が旅立ってから、弟が残してくれたいろんな言葉を思い出します。
そして、その言葉の重みに気が付かされます。

「自分には出来ないことを相手に期待しちゃダメだよ、お姉ちゃん。」

これは、今も昔も私の心の中の大きな指針になっています。

弟が残してくれたのは、言葉や優しさだけではありません。
大切な友人たちとのご縁です。

毎年、弟の命日には遠くから心友たちが駆けつけてくれます。
毎年欠かさず、弟の仏前に手を合わせ、懐かしい話に花を咲かせます。

14年もの間、一度だけコロナの影響で集まることをしなかった時以外は、
6月5日に必ず弟に会いに来てくれます。

今年もいつものように、たくさんの話をしました。
弟も生きていたら、43歳。友人たちは責任ある立場へと進化していきます。
話す内容も進化していました。

一人の弟の心友が言いました。

「安代姉ちゃんちの子供ってさ、すごく仲良いよね!安代姉ちゃんが褒めるんじゃなくて、感謝して子育てしてるっぽいからかなー。」

 

「褒める」より「感謝」して育てる・・・?

___確かに、やたらと褒めることはしてこなかった。うまく言えないけれど、褒められるという行為に慣れることを避けたかった。本当に褒めたい時に、その効力が薄くなる気がしていた。一方で、「ありがとう」は惜しみなく伝えてきた気がする。その行為の優劣でなく、その行為に対しての、自分の気持ちを伝えてきたのだ。

 

「ありがとう。ママは嬉しい。」
「ありがとう。とても助かった。」
「ありがとう。話してくれて。」

彼は言った。

「褒めるってさ、悪いことではないけれど、相手を操作することもはらんでいるんだよね。褒めることによって、次もそうしてもらおうみたいな。でも、感謝するっていうのは、純粋に自分のメッセージとして気持ちを相手に届ける行為だから、歪んだ感情がないんだよねー。」

その言葉がやけに腹落ちした。

褒めることはいいことだと思うけれど、確かに、相手を誘導する手段でもあるのかもしれない。

そう考えると、叱ることも同じことが言えるのだろうな・・・と感じた。

叱ったり、怒ったり、それは手段。褒めると同じで、効果はあるかもしれないが、
「私は悲しい・・・・」と感情を伝えた方が相手に響くのかもしれない・・・。

彼の言葉を通じて、弟からのメッセージのような気がした。

「褒める」よりももっと「感謝」を伝えよう。

 

 

 

 

 

音声でもお聴きいただけます。

 

■最後にポチッとお願いします。

 

 

ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。