子ども達が運んでくれたモノ
(7年前の思い出カムバック。)
長ーーーーい夏休みも、残すところあと3週間あまり。
3週間もある、のか。3週間しかない、のか。
どちらにしても早いものですね。
序盤は、これからの夏休みをいかに有意義に過ごそう(消化しよう)かと
必死にアンテナを張っていましたが、
今は一日一日過ぎていくのが、なんだかもったいなくて、
限られた一日の中に、いかに多くの思い出を詰めることができるか、
子ども達と一緒に一生懸命走り回っている毎日です。
もうすぐ終わってしまうというゴールが見えると
急に寂しくなってしまうものですね・・・。(勝手な私・・・許して・・。)
そんなきょうは、「子ども達が運んでくれたモノ」についてお話したいと思います。
我が家の夏休みの楽しみといえば、キャンプ。
あ、キャンプと言っても、テントを張って、火起こしして、夜はランタンで過ごして
というような、本格的なものではなく、
キャンプというには、まだまだ入り口の、
コテージでバーベキューをするというようなレベルですが、
夏休みにしか味わえない格別の夜として、
毎年、我が家では夏の思い出の最高位に位置づけられています。
今年も行ってきました、夏のキャンプ。
今年は、仲のいいママ友達と3家合同の夏キャンプ!
子ども達は総勢11人!
2歳から13歳まで、幅広い年齢層の子ども達が一同に集いました。
日頃、お花見したり、お出かけしたり、といった仲間達でしたが、
泊まりがけは今回初めて。
顔を合わせた途端にはしゃぐ子ども達。
子ども達の笑いが止まらない様子を見て、無条件に嬉しくなる母さん達。
今回のテーマは
「子ども達みんなが主役!」
野菜を切ったり、ご飯を炊いたり、調理全般はもとより、
スケジュールをもとに呼びかけや、火起こし、子ども達の取りまとめなど、
それぞれが役割分担をして全てを行います。
もちろん、火の元の管理や、影のサポートは親が行いますが、
基本的に、子ども達が夏キャンプ運営委員会実行役員!
子ども達は、役割を与えられたことで、自覚と緊張感が芽生えるのか、
予想以上の、手際の良さを見せてくれたり、小さい子ども達も、お姉ちゃんたちに負けじと
一生懸命手伝おうとする姿を見せてくれたり、、、
普段見られない、少し大人びた我が子の姿を見せてくれました。
これぞ、キャンプの醍醐味。
お風呂だって、いつもなら、熱いからという理由で湯船にあまり浸かろうとせず
すぐに上がってくる長男も、ちびっ子達を率いる立場になると、
お手本のように肩までつかり、数を数えてお風呂に入ったり。
末っ子だと思っていた我が家の三男も、
2歳の男の子を前に、一生懸命世話を焼いて、お兄さんの表情を見せてくれたりと
年齢の違う子ども達とみんなで一緒に過ごす事で、
譲り合う心や、思いやる心を皆で再確認した時間となりました。
楽しいはもちろんですが、言葉では言い尽くせぬ程の密度の濃い時間。
家族だけでは味わえない、格別の時間です。
楽しいのは子ども達だけではありません。
親ももちろん、酒を酌み交わし(ワタシは炭酸水でしたが)
いろんな話をして、笑い合って、語り合った夜。
子育てを通して出会った仲間達。
共に泣き笑い、悩みを共有して、励まし合って過ごしてきたママ友達。
人の縁こそ、最大の宝であることをつくづく感じるからこそ、
彼女達との出会いは、ママウンサー、岡本安代にとって最大の宝の一つ。
子ども達が引き合わせてくれた彼女達との縁。
きっとワタシがお母さんになっていなければ、出会わなかったでしょうし、
出会っていたとしても、同じ気持ちを共有することが出来なかったと思います。
子ども達は、いろんなものを運んでくれました。
愛する気持ち、思いやる気持ち、無償で誰かのために役に立ちたいと思う気持ち。
地域のつながり、社会に支えられているという実感、
そして、かけがえの無い、ママ友という仲間。
今、改めてありがとうを伝えたい、夏の思い出。
これからも大切にこのご縁を育みたいと思ったママウンサーです。
最後までご精読ありがとうございました。
走り続けるママウンサー、岡本安代でした。
【2014年8月 うぇぶひだまり「子供たちが運んでくれたもの」より】