お弁当奮闘記

▶︎村長、リターンズ。〜タケノコどうする?〜

いつもご訪問ありがとうございます。5人の子育てママウンサー岡本安代です。

岡本家では、平日は家族みんなでお弁当を作り合おうキャンペーンを行っています。

題して「週1弁当番長キャンペーン」

5月29日金曜日。早いもので、今月最後の金曜日。

どれくらいぶりだろうか。

久しぶりに、我が家の大黒柱、村長が降臨した。

___おはようございますー。

「あ、おはようー。久しぶりだから、だいぶ、配置を忘れてるわ・・・」

自らを律するように、懸命に台所に立つ村長。

久しぶりに挑む弁当番長への挑戦を応援するかのように、
鹿児島市の空は、眩しいくらいに晴れていた。

弁当番長が始動する早朝の時間でも、快晴であることを確認できるほどだいぶ日が長くなった。

 

梅雨入り前の初夏の陽気は、とても過ごしやすい。
たどたどしい手つきとはいえ、
窓から差し込む光が、村長の前途を照らしているようだ。

村長の弁当作りがご無沙汰だったのには、理由がある。

高校を卒業した長女カンちゃんは、
この春から、弁当番長を卒業する予定だった。

しかし、コロナの影響で、入学式もなくなり、始まった自粛生活。
ほどなくして自宅にいながらオンライン授業がスタート、

春以降も自宅にいるという生活が続いていた。

「やった!カン姉ちゃんのお弁当がまだ食べられる!」

弟妹たちは、歓喜した。

___えー!どうしよう!カンちゃんに作ってもらったとしても、中学生になったセーマンが加わるから、パパかママが作れなくなっちゃうねぇ。

 

「パパは毎日お仕事で遅いし、パパに抜けてもらいましょう!!」

母のつぶやきを一蹴し、明るく朗らかに村長への除名勧告。

「いやいや、そんな・・・もともと私が抜ける予定だったんだし・・・」

と申し訳なさそうに遠慮する長女カンちゃん。

「だって、パパ、天ぷらしか作らないんだもん。しかも、たまに、天ぷらじゃないし!素揚げだし!(T ^ T)!」

弟たちは、村長がいないことをいいことに、言いたい放題だった。

そんなことはつゆ知らず。
ついにやってきた、村長リターンズ。

台所番長として、村長にそれとなく伝えようと思ったが、

村長は、決めていた。

「よし!久しぶりに・・・・

天ぷらだ!」

ジュワーーーーっ!!!

パチパチパチパチっ!

 

やすバーンが起床した時には、すでにもうゴール目前。

タケノコを始めとする野菜たちが見事に天ぷらされていた。

 

静かに時間は流れていく。

押し迫る中学生チームの登校時間。

セーマンは、一体どんな気持ちで父を眺めていたのだろう。

・・・・無言だった。

今週のテーマはタケノコ。

村長は、いつだって、ブレない。

どんなテーマであれ、

いつも、天ぷら。

もはやテーマは関係ないのだ。

完成した村長特製天ぷら弁当

ドーーーーーン。

作ることに意義がある。

続けることに意味がある。

大変よくできました。

全ての食材に感謝。
神々様に感謝。
そして、タケノコをプレゼント下さった
種子島の神様に感謝。
ありがとうございました。
ご馳走様でした。