息子が本を借りてきた。
といっても、珍しいことでもなんでもない。
本が大好きな彼は、
いつも学校からたくさんの本を借りてくる。
そして、時間が経つのを忘れて読みふける。
誕生日プレゼントも、クリスマスプレゼントも、
いつもリクエストは『本』
とにかく本が大好きなのだ。
そんな息子が、本を借りてきた。
そのうちの一冊は、返したはずの本だった。
返したはずの本がリビングに置かれていたのだ。
___あら?これ、返したんじゃなかったの?
『また借りてきたんですよ!』
読み終わってなかったから、また借りてきたのか〜と思っていたが、どうやら様子が違う。
____これ、面白かったんです!
これは、母上にも読んでほしくて、借りてきましたー!
なんと。
母に読ませたい一心で、
図書館から一度に借りられる権利のうち、
一冊分の権利を辞退してまで、
同じ本を2度も借りてきてくれたのだ。
本を借りることを1番の楽しみにしている息子の生態を知っているだけに、
嬉しいやら、恐縮するやら、
母の感情も忙しく震えた。
その昔、
自分が読みたいよりもまず先に、
我が子に読み聞かせたい本を探していたことを思い出した。
親子、逆転。
小学校に入ると、
自分で楽しむだけでなく、
共感することを楽しむようになった。
借りてくる本に、
我が子らの今の心の景色が垣間見えて、
思わずニヤけてしまう。
重松清さんの作品は、
子供心を掴んで離さない。
すごいよなぁ。。。
いつも楽しませてもらってます。
これがふと我が子の成長を感じた瞬間。
ありがたいこと限りなし。
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