お弁当奮闘記

中学3年間という財産。

*青椒肉絲が美味しすぎるというお話*

今日は朝から嵐のようなお天気でしたが、お昼をすぎて、すっかり晴れ模様の鹿児島です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。お昼ご飯、何召し上がりました?
我が家のお昼ご飯は、次女みーたん特製のお弁当でした。

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後ろ姿は、ほとんど変わりませんが、この度、高校生になり、心機一転、弁当番長です。

毎週、お弁当作りを通して、家族みんなで春の味覚を味わいます。
今週のテーマは、春の味覚タケノコです。

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美味しいですよね〜。春ですよね〜。
春の食材は、伸びる食材が多いということから、(タケノコ、アスパラ等々)
縁起もいいだよ、と聞いたことがあります。

ならば、たくさんタケノコを食べて、開運しようではあるまいか!

ということで朝イッター。
#好きなタケノコ料理はなんでしょう。

 

やすバーンの大好きなタケノコ料理といえば、チンジャオロース。(キッパリ)

初めて食べた時、「世の中にこんなに美味しいものがあるなんて!」と感動したんですよ。

油っぽいけど、油っぽくなくて、すべての素材の歯応えが楽しくて、素材一つ一つの味わいはバラバラなのに、口に入れた瞬間にまとまって、異様なほど白ごはんがススム逸品。
発明した人、天才だと思う・・・。(しみじみ。)

さて、みーたんはタケノコで何を作るのでしょう。
兄弟それぞれ、作るメニューにも個性が溢れていて、実に面白い。
*みーたんにとっては、チンジャオロースは選択肢にもなかった件!(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
いとをかし。

女王、降臨。

時が過ぎるのは、本当に早い。という言葉を、この春何度口にしただろうか。

5人兄弟のちょうど中堅。柔道女子の安定感ある後ろ姿に、
母はいつも言いようのない安心感を覚える。

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軽々と母を抱き上げたり、おんぶしてくれたり、驚くほど力持ちである一方で、
献立は、いつも家族みんなの体を支えられるような、優しさに溢れている。

「テーマはタケノコ、でしたよね?!」

「うーんと…あ!にんじん!使います!」

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トントントン・・・・

心地よい刃音を響かせながら、にんじん、タケノコを細切りしていく。

「タケノコは、ゆでてあるんでしたよね?!にんじんは生だから・・・」そう言って、みーたんはタッパーに移し替える。

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しばらくすると、ウィーーーーン・・・チンっ!
馴染みの音が鳴り響いた。
「よし!オッケ!」
・・・あっ、そうか。
久しぶりだから忘れていたけれど、みーたんは、岡本家随一の・・・レンジの女王。
またの名を、時短の女王。
高校生になっても、健在だった。

*中学3年間という財産*


安定のレンジの女王。

弁当を記録しながら、母は次女みーたんの成長を記録しようと思いたった。

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「あー、どうしましょうかね。」

みーたんは悩んでいた。

いや、正確に言うと、悩みながら作ることができるようになっていた。

これまではゴール(メインとなるおかず)を定めなきゃ走り出すことができなかったのに、時間を意識しながら、同時にメニューを攻略することができるようになった。

これが中学3年間の成果かもしれない。

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高校生になって、次女みーたんは、とてもたくましくなった。
体のたくましさは、柔道を始めた頃から不動のものだが、
心の幹がとても太くなった気がする。

あんなに、内気な子だったのに。あんなに、自己主張が苦手なタイプだったのに。

いつの間にか、とても柔軟に目の前の波に乗り、しかも、その波に乗るべきか否かを、
自分の信念で取捨選択することができるようになった気がする。

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中学校3年間が、彼女を変えた。そんな気がしてならない。

誰と出会うか、何を語るか、
先生や友人たちとの出会いと、この多感な時期に積み上げた時間。

まぎれもなく、財産だと確信した。



*次女特製タケノコ幕内弁当*

お弁当作りがこんなにも定着するとは思わなかった。

「今日は誰の作ったお弁当?!」

と友達が聞いてくれたのも励みになったのだと思う。

「きょうはミーさんが担当なんですね!家族みんなのお弁当を作るなんてエライですねー!」

と先生がいつも声をかけてくださったことも大きい。
継続は、個人の力も大きいけれど、環境と、周囲の応援の力も絶大なのだ。

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「にんじんと、きのこ類は、えのきだけでいいですね!
そして・・・タケノコを炒めて・・・」

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「きんぴらにしようかな!」
「あとは・・・卵焼き。ゴマと、ちりめんじゃこ・・・と・・・」

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公式を唱えるかのように、定番の卵焼きには、
みーたんの思いつくままに、パワーフードをふんだんに盛り込んでいく。
「あともう一品、タケノコで何か作りたいんですよね〜…」
そう言いながら、キッチンを右往左往すること数分。
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タケノコとソーセージを炒めて
塩胡椒で仕上げた、おかずになる一品を完成させた。
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気がつけば、3品のおかずを仕上げ、ふと見渡すと、5人分のお弁当が完成していた。
恐ろしくこの3年でスピードが上がってるではあるまいか。娘よ、あっぱれ。
みーたん特製、タケノコ幕の内弁当!
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作ることに意義がある。続けることに意味がある。大変良くできました。
すべての食材に感謝。ほりたてのタケノコを差し入れてくれた鉄人マダムに感謝。

 

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ABOUT ME
岡本安代
鹿児島を拠点に全国で活動するリアクション大きめのフリーアナウンサー。元鹿児島読売テレビアナウンサー。大家族率いるパワフルアナウンサーママとして日本テレビ系バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」で密着放送以来、愛と元気溢れる肝っ玉母ちゃんぶりが全国的に注目される。5人の子育て経験を生かし、家事と育児と仕事の両立するための独自のマネジメント術が全国で話題となり、全国で行う講演会は、「聞いた瞬間から元気になれる」「明日が変わる」とリピーター続出、総講演回数1000回を超える。言葉の力「安代塾」主宰。メディア出演、司会業の他、朗読、演劇活動も行う絶賛子育て満開中の5人の子育てママウンサー。