『今日の新聞でさー。』
難しいことを話すわけではないけれど、
新聞に書いてあることが、話題のきっかけになることが、よくある。
『新聞は毎日届くテキストっておっしゃってたんだってー。』
『あー、それ読みました。なるほど、ですよねぇ。』
先日、外山滋比古さんの訃報に、
とてつもないショックを受けていた長男は、しみじみと言葉を繋いだ。
昨日の新聞に書かれていた外山滋比古さんの言葉から、その名著の話になった。
『外山滋比古さん、大好きなんですよねぇ。。。』
深イイ話のアシスタントディレクターだったお兄ちゃんが
中1になったばかりのタイ兄にプレゼントしてくれた本が「外山滋比古」さんだった。
以来、ファンなのだという。
以来、ファンなのだという。
「いやー、本当に感謝ですわ・・・。
コーキ兄さんにプレゼントしてもらわなかったら、
出会っていたか分からないですもん。」
コーキ兄さんにプレゼントしてもらわなかったら、
出会っていたか分からないですもん。」
そう言って、タイ兄がお小遣いや図書カードで買った
自分のコレクションを見せてくれた。
ページを目くるたびに、一言一言が刺さりすぎて、涙が出てしまった。
この涙はなんの感情なのか、自分で分からずに、読めば読むほど、泣けて仕方がなかった。。。
当事者としての自分に、母親としての自分に、穏やかに染み込んでいく。
長男は、「えーー?!泣くポイントあります?」と笑っていた。
なぜだろうか。分からない。
ただ、1冊の本に込められた作者の想いと
贈り主の想いと、そしてそれを享受した読み手の想いが
最初の一文を読んだ瞬間に一気に溢れたのだった。
最初の一文を読んだ瞬間に一気に溢れたのだった。
勉強したい、と思う。
思考の整理学 (ちくま文庫) [ 外山 滋比古 ]
楽天市場
572円
そんな冒頭の一文に
私は溢れた涙を止めることは出来なかった。
ありがとう、タイ兄。ありがとうコーキ兄ちゃん。ありがとう、皆さん。
ありがとうございます。外山滋比古さん。
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